国境を越えるモノの流れは、
今後ますます増大
日本国内の物流業界の市場規模は、約24兆円と言われています。なかでも、多くの貨物の積み下ろしが行われる東京港(大井・品川・青海)では、輸出は横ばいが続いていますが、輸入は増加傾向が続いておりました。2023年の外貨コンテナ貨物の総量は432億トンとなっています。取り扱われる貨物は、輸出では化学工業品、産業機械、自動車部品、再利用資材など、輸入では衣類、化学品、電気機械、製造食品、野菜・果物など、実に多種多様です。
外貿貨物相手国は中国や韓国をはじめとするアジアが中心となっており、貿易額は約4割を占めるほどです。特にアジア新興国の経済成長率は高い状況が続いているため、新型コロナウイルスの影響で一時期止まりはしましたが、今後も増加することが見込まれています。