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日中ビジネスの
今とこれから

共栄商事の主力事業である海外事業は、日中の国交がない時代から中国友好商社として、また日本国際貿易促進協会の常任理事会社として長く中国貿易に携わってきました。そんな私たちが、日中ビジネスの今とこれからをどう捉えているのかを紹介します。

経済成長率の
減速が見える中でも、
好調に推移する日中貿易

大きな経済成長を20年以上続けてきた中国ですが、ここ数年はその成長率も緩やかなものとなっています。そのような中、日中貿易は増減を繰り返しつつも堅調に推移しており、日本の貿易総額における対中国の構成比は依然として1位(2020年現在)。共栄商事の日中ビジネスも堅調に推移しています。

米中貿易戦争や新型コロナウイルスの影響などにより日中貿易は今後、少なからずマイナスの動きを見せることが想定されますが、それでも日本と中国は双方にとって最大の貿易相手国であり続けるでしょう。そして中国経済は、新型コロナウイルス収束後に工業生産主導によってV字回復を遂げています。この中国経済の回復に引っ張られる形で日中貿易も活気を取り戻し、これまで通り好調な推移を辿っていくものと考えられています。

【当社の海外事業売上推移】

中国政府が掲げる
「中国製造2025」の影響を受け、
日中貿易は今、新たなステージへ

ドイツ政府に端を発し欧米が先導する「Industrie 4.0」、そして日本政府が掲げる次の社会の形「Society5.0」など、産業革命に向けた動きが世界中に広がっています。その中で、中国政府も次世代産業政策「中国製造2025」を掲げました。これは、2025年までに製造強国に入り、建国100周年の2049年までにトップグループに入ることを目指すというもの。その中で、「次世代情報通信技術」や「先端デジタル制御工作機械とロボット」「航空・宇宙設備」など10の重点分野が掲げられており、それぞれの目標に向け、中国の産業は大きな変革期を迎えています。

こうした中、共栄商事では対中貿易の基礎となる中国産の原材料の輸入販売の拡大を図るとともに、技術力が向上した中国製製品の輸入販売を推進しています。さらに、中国の製造業に向けては、界面活性剤に使用される高級アルコールや超耐候性フッ素塗料などのフッ素系製品、電子部材に使用される機能化学製品などの輸出案件が増えており、その対応強化も進めています。日中の産業構造が変わりつつある今、日中貿易は新たなステージに入っており、私たちが手がけるビジネスもまた、大きく変わりつつあるのです。

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製造業の未来の可能性
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